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Distagon 35mm f3.5
35mmフィルムで21mm相当の超広角レンズ
写真工業でこのレンズで撮った写真を見て、「フォトショップ
でアンシャープをかけたよう」というコメントがあったが、まさに
そんな感じの描写をする。f8ぐらいでもピントの合う範囲は
狭く感じられ、ピントの合った部分は、くっきりと浮き上がる。
フローティングではないので、近接が50cmまでしか寄れない
ことが、このレンズの欠点。これで寄れれば、満点なのだが。
後発のペンタ645のレンズなどは多分、このレンズをターゲット
として、もっと寄れるように改善しているように思う。
ただ、50cmからは開放でも十分にシャープで、それだけに
あと15cmぐらい何とかならなかったのかと思う。
このレンズと比較するのは、35mm用のDistagon
21/2.8だと
思うが、色の出方、シャープネス、逆光でのフレアの出方
など、少しずつ違うように思う。
色の出方は、どちらも最近のツァイスの特徴的な透明感の
ある色をベースに、35/3.5の方が、より色のりが良い濃い色
が出るように思う。シャープネスに関しては、D21/2.8は全面
均一にシャープなのに対して、D35/3.5はピントの合っている
部分があきらかに他と分離したようなシャープさを感じる。
逆光でのフレアがD21/2.8の唯一の弱点だが、この点は
D35/3.5は大幅に改善されており、意外なフレアはほとんど
経験しない。この点は、D21/2.8の弱点をカバーすべく、
開発されたのだと思う。
ちょっとレンズが大きすぎるような感じもするが、
どれだけD21/2.8が凄いレンズでも、フィルムフォーマット
の違いもあり、出来上がる写真としては、こちらの方に
魅力を感じてしまう。
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