Distagon 50/2.8 F (Hassel) 

Distagon 50mm f2.8 F

35mmフィルムで31mm相当の広角レンズ

このレンズは、ハッセルの200シリーズ用の広角レンズ
で、初期型のフィルター径が86mmのもの。重量は1200g
オーバーだが、フローティング機構があり、最短撮影距
離は32cmまで接写できる。

ツァイスの広角レンズというと、35mm用では Distagon
35/1.4とBiogon 28/2.8の描写のイメージが強すぎて、な
かなか645で広角を使いたいと思わなかった。

広角レンズというのは、あれこれというよりも、いつもバック
に入れるレンズになることを考えると、これ一本というのが
理想だ。


Distagon 45/2.8はいいという評価を時々読むものの、
MTFをみると何だかな、という感じだし、最短撮影距離
が50cmというのはもうちょっと寄りたい。
Distagon 55/3.5のMTFは、ハッセルの60/3.5にそっくりだ
けど、焦点距離的にはやはり35mmフィルムでいう28mm
前後が欲しいところ。35mmのシステムでは、21/2.8、35/1.4
をバックに入れても、そう大したことはないが、D 35/3.5
を常時持ち歩くのも辛い。

で、あれこれ考えた挙句、この重いガラスの塊のようなレン
ズに到達した。

とりあえずの感想としては、35/1.4のような柔らかい描写
でもないし、Biogon28/2.8のような力強い描写でもなく、
35mm用のレンズでは思いあたらない描写だと思う。
(D35/3.5は、D21/2.8とよく似ている、というかD21/2.8を
基準に作っているように思うので、わかりやすい。)

まだ掴めていないので、なんとも言えないが、ピントの合う
範囲が非常に狭く、絞り込むとその範囲が大きくなって、
対象の立体感というか存在感が浮き上がってくるような
印象を持つ。コントラストの積み重ねのような35mmSLRの
ディスタゴン 35/1.4とは、設計思想が違うのかなと思う。
このあたりは、もう少し使い込んでから。

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いろいろと調べると、35mmのDistagon 28/2とレンズ構成
とMTFがよく似ているようで、28/2をそのままの性能で
66にしたような感じだ。
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普通は、街でスナップなどを撮って馴染んでから、
本格的に使うのだけど、今回は、いきなり紅葉の撮影
に使用することとなり、レンズの特徴などはよくわからない
ままに普通に撮影した。
ちょっと余裕が出来たので、スナップなどを撮った感想を。

絞ると解像度が大変高く、35mmレンズをそのまま645にした
感じで、また近接では開放でもマクロのような切れ味がある。
ただ、開放で何気なくとったもので?というのもあり、
いたづらに開放の描写を楽しむことに重点は置かれて
いず、ある程度絞り込んでの撮影を基本にしているような
印象をもつ。ただ、これは近接では開放でもシャープなので
ピントの合う範囲が狭いためなのかもしれない。

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紅葉を撮影していて、D35/3.5とこのレンズを比べても
全然遜色がなく、むしろ解像度とかはこちらの方が高い
(コントラストはD35/3.5)という印象を持ったぐらいで、
普通に使えてしまうところがあった。

それでちよっとテストをして、今回UPしたのだけど
これが大変滑らかな描写で、切り込み鋭いという
感じではないのだけど、なんといか撮影写真がと
ても綺麗な感じがする。上手なプリントみたいに。


この時代のハッセルレンズに果然興味が沸いてきた。