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Planar 85mm f1.4
このレンズは名残惜しかったが、結局売ってしまった。
とういのは、一般的に使うには、やはりちょっと難しい
点となんというか自分には必要性が低いと判断した
からである。
描写自体は今風のヌケのいいシャープな描写ではなく、
やや重く、柔らかく、開放ではフレアも出るクラッシック
な描写をする。その点を抑えれば、その柔らかさが
人物撮影ではいい感じに撮れるとは思うが、これは
技術的な遊びであり、お好きな人はどうぞ、と思う。
いろいろと言われるレンズであるが、このレンズで表現できない
ものを探すより、このレンズ以外で表現できないものを探す方
が、このレンズの良さを実感できると思う。
開放では、光りが暴れる(収束しない)傾向にあるが、それが
独自の溶け込みとして使えるのが、このレンズの第一の特徴。
また、ボケ味はフワフワしており、この味はそれなりにいい
のではないかと思う。
少し絞ると、開放での感じを少し残しながらも、きりっと
してくる感じがする。さらに絞ると今度はシャープさが増し
f16まで続く。
これも基本設計自体は、70年代初期のレンズで、私が読んだ
本では、一眼レフで最初の85/1.4だそうだ。(コンタレックス
にもあるのだが)
そういう意味で現代的なハイコントラストやシャープさをこの
レンズに求めるのは、いくらツァイスでも酷なような気がする。
そうではなくて、このレンズが残す甘い世界を堪能しつつ、時々
絞ってPlanarが本来持つシャープさを実感するのもいいのではな
いだろうか。
このレンズの問題としてピントが来ないことがよく言われる
がAXからAriaのファインダーで見るとはっきりとピントが
見える。要は倍率の高いファインダーで見ればピントが見える
わけであり、レンズよりもファインダーの問題のような気
がする。
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