Summicron 90/2 


ライツの Summicron 90mm  f2

初期のズミクロン 90mm f2は、ヒゾフレックス用にレンズヘッドが
取りはずしでき、16462のヘリコイドアダプター経由でライカRな
どの一眼レフに使うことができる。
ヒゾ用のレンズは、イメージサークルが大きく、645のサイズでも
使えることができる。

実は、昨年の11月頃から、このレンズを645で使いたくて、
アダプターの加工をしてもらう先を探していて、ようやく先週
完成した次第だ。

このレンズは、ご存知の方も多いと思うが、イメージサークルが
大きく、またフランジバックが69mmあり、理論的には CONTAX
645でも使用できるはずであったが、製作していただいたムサシ
さんには、ずいぶんお世話になった。(大変親切かつ深い考察に
もとづく製作で、プロの仕事の奥深さを感じることができた。)

このレンズに期待したのは、35mm用の90/2は、645版では
55/1.2ぐらいに相当するのだが、つまりPlanar55/1.2の645版
のイメージになるのではないかということであった。
(レンズ構成もプラナーとツァイスが呼ぶ構成)

撮影した感想では、ピントの合い方、立体感、色の出方は、
Planar55/1.2とはやはり同じような描写ではない。
ピントの合った部分は、それぞれ似ているが(ズミクロンの方が
ピントは厚く、プラナーはより薄い)、立体感は645ズミクロンの方
が格段に良く、また発色はやはりPlanar55/1.2は透明感抜群であ
るのに対し、645ズミクロンはやや黄色ぽい。
(1960年のズミクロンと1996年のプラナーが同じわけはない)

645用のPlanar80/2と比べても同じ傾向であるが、ズミクロンは
開放からシャープで、f4.5ぐらいで同じぐらいになる。

今回は、近所や自宅にある花をちょっこっと撮ってみたが、
このような描写は、このレンズの得意とするものだと思う。

これからちょっとライツのレンズに関心があり、このページ
も world of Litzになるかもしれない。(0)

**********

近接の描写が想像以上に良い。AMPと同等というわけでは
ないが、それに近い。開放値がf2なので、AMPではできない
表現が可能になる。

ライカのレンズというとピントがなだらか、という定説?が
あるが、マクロ域では、むしろピント面が鮮鋭な描写を
する。本来の使用方法ではないので、このあたりはわから
ないが、万能レンズとして使えそうである。

*******************
レンズが手になじむというと変だけど、このレンズが自分
の一部のようになってきている。
当初手に入れたときは開放近辺ではそれほどシャープだと
思わなかったのだけど、だんだんとシャープになってきている
ような。(ありえない話だけど)

このレンズって1950年代の設計だったと思うのだけど、
写真をみるとすごくモダンな感じを受ける。

*********